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オリンパス OM-D E-M5 Mark III 発表!OM-D E-M5 Mark II やOM-D E-M1 markII と比較

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オリンパスからミラーレス一眼 OM-D E-M5 Mark IIIが発表されました。前モデルのE-M5 Mark IIは2015年2月に発売されたので、実に4年半ぶりの更新です。待望していた方も多いのではないでしょうか。

 

今回は前モデル OM-D E-M5 Mark II や 上位モデル OM-D E-M1 markII と比較してみたいと思います。

 

 

OM-D E-M5 Mark III のスペック

価格・発売予定日

オープン価格

オリンパスオンラインショップでの販売価格は、ボディ単体が税込16万2,800円、14-150mm IIレンズキットが税込19万5,800円

発売予定は2019年11月下旬予定

カラー展開

シルバーとブラックの2色展開

特徴・基本スペック

設計思想としては、上位機OM-D E-M1 Mark IIの信頼性や高速・高精度AFといった特徴を引き継ぎ、それをより小型軽量なボディで実現した機種と言えるでしょう。有効約2,037万画素のLive MOSセンサーと、画像処理エンジンのTruePic VIIIを上位モデルのE-M1 Mark IIから継承しています。

 

感度はISO 200-25600、連写速度はAF/AE追従で最高10コマ/秒、121点オールクロスの像面位相差AF、新開発の小型ユニットを使ったボディ内5軸手ブレ補正(最大5.5段分の補正効果)。動画記録は4,096×2,160(C4K)/24p、3,840×2,160(4K)/30p。

 

通信機能はWi-Fi/Bluetoothに対応。 EVFは約236万ドットの有機EL、背面モニターはタッチパネル式の3型約104万ドット。バッテリーはBLS-50を採用、撮影可能枚数は約310枚(前モデルのE-M5 Mark IIと同じ)。低消費電力モード時は約660枚を撮影可能。microUSB端子からのカメラ内充電に対応(USB給電は非対応)。外形寸法は125.3×85.2×49.7mm。重量は約414g(SD/電池込み)、約366g(本体のみ) 。

 

OM-D E-M5 Mark II との比較

 

ボディがさらに軽量化

  • E-M5 Mark III 外形寸法:125.3×85.2×49.7mm
  • E-M5 Mark II 外形寸法:123.7×85×44.5mm
外寸はほぼ同じですがMark III の方が厚さが5mmほど厚くなっています。メーカー曰く、グリップ性が向上しているとのことです。
 
  • E-M5 Mark III 重量:約414g(SD/電池込み)、約366g(本体のみ)
  • E-M5 Mark II 重量:約469g(SD/電池込み)、約417g(本体のみ)
もともとコンパクトなMarkIIよりもさらに50gほど軽量化されています。この辺は開発陣のこだわりを強く感じますね。
 

画質&AFの向上、4K動画対応 

  • E-M5 Mark III 画素数:2037万画素
  • E-M5 Mark II 画素数:1605万画素 
  • E-M5 Mark III AF性能:像面位相差 121点 
  • E-M5 Mark II AF性能:コントラスト 81点
上位モデルのE-M1 MarkIIからの継承を宣伝しているように画質面とAF性能は、E-M1 MarkII同等に向上しています。
 
  • E-M5 Mark III 動画仕様: 4K30p, FHD60p
  • E-M5 Mark II 動画仕様:FHD60p, HD60p  
こちらも上位モデルのE-M1 MarkIIと同様に4K動画に対応しました。
 

コスパ重視ならOM-D E-M5 MarkIIがおすすめ

  • E-M5 Mark III 価格:16万2800円(オリンパスオンラインショップ)
  • E-M5 Mark II 価格:5万7800円(Amazon価格/シルバー)  
いずれもボディのみの価格比較(2019年10月現在)です。E-M5 Mark IIと比べると大幅な進化を感じるE-M5 Mark IIIですが、E-M5 Mark II の方が価格がかなり下がっているのでお買い得感があります。価格差10万円で最新モデルを買うか、旧モデルを買うか悩ましいところですが、画質やAFの向上に10万円払える人は最新モデルを買った方が後悔は少ないでしょう。そこまで性能を求めない人は高コスパのMarkIIを買って、差額分をレンズに投資する方が良さそうです。

OM-D E-M1 markII との比較

 

描写系の性能は互角、細かなスペックはOM-D E-M1 markII に軍配

上述の通り、描写系の基本性能は互角です。ただ細かく見比べれば当然上位モデルとはスペックに違いがあります。具体的にはいくつか見ていきましょう。
  • E-M1 Mark II 連続撮影枚数:約440枚
  • E-M5 Mark III 連続撮影枚数:約310枚  
E-M5 MarkIIIはバッテリーが小型な分、撮影可能枚数はE-M1 MarkIIの方が有利です。どれくらいの撮影枚数が欲しいかは人によりますが、いずれにしても予備バッテリーを持ち歩けば解消できるポイントではあります。
  • E-M1 Mark II SIMスロット数:デュアルスロット
  • E-M5 Mark III SIMスロット数:シングルスロット  
E-M1 MarkIIはデュアルスロットである点も有利です。いざという時の安心感があるのはデュアルスロットです。
  • E-M1 Mark II USB端子:USB-C
  • E-M5 Mark III USB端子:micro USB  
地味に困るのがUSB端子、E-M1MarkIIの方はUSB-Cに対応していますが、E-M5 MarkIIIは対応していません。普通に考えればUSB-Cを搭載すべきだと思うのですが、小型化する上で何か課題があった(苦渋の決断)のでしょうか?
 
上位モデルのOM-D E-M1 markIIの方が作り込みがやはりリッチですね。ということで、トータルスペックはOM-D E-M1 markIIに軍配が上がります。

機動性重視ならOM-D E-M5 MarkIIIも選択肢としてアリ

  • E-M1 Mark II 価格:16万6305円(Amazon
  • E-M5 Mark III 価格:16万2800円(オリンパスオンラインショップ)
  • E-M1 Mark II 重量:約574g(SD/電池込み)、約498g(本体のみ)
  • E-M5 Mark III 重量:約414g(SD/電池込み)、約366g(本体のみ)
価格はいずれもボディのみの比較(2019年10月現在)です。E-M5 MarkIIIは新製品ということもあって、上位モデルとの価格差は数千円しかありません。となると、選ぶポイントはやはり重量差でしょう。E-M5 MarkIIIを選ぶとすれば本体のみで約130g軽量というメリットが欲しいかどうかです。山登りなどアクティブな撮影が多い方はこの差が効いてくるかもしれません。一方、機動性よりもトータルスペックを求める人は、E-M1 MarkII を選んだ方が良さそうです。

まとめ

オリンパスのE-M5 MarkIIIを既存機種と比較しながら紹介しました。上位モデルの描写性能と、ミドルクラスの機動性の両者のいいところを採用した強力なモデルと言えます。現時点での価格差を考えると旧モデルを推めるような記事になってしまいましたが、価格がこなれてくればかなり人気が出る機種となるでしょう。